裏庭
裏庭へようこそ! 森クマのひとりごと、愚痴がつづってあるだけです。 見ないほうがいいかも…^^;。

読書な日々

草むしりをして汗をかいては、本を片手に昼寝といったまさに日本の夏を楽しんでいます。

・「神去なあなあ日常」
神去なあなあ日常神去なあなあ日常
(2009/05/15)
三浦 しをん

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三浦しをんさんの作品は、人間の内面にテーマを据えた生真面目なものと、若者を主人公にした軽いエンタメ系と両極端に二分されますが、これは、エンタメ系のほう。
方言を交え、のんびりとした山奥の神去村の生活、特に村の産業というべき林業が描かれてます。
どんな仕事に就いたらいいか模索中の若者に、読んで欲しい本でもあります。

それにしても、三浦さんの表現力は凄いです。
当然、モデルにした村に、現地取材に出かけたとは思います。でも、そこで長年暮らしたわけではないはず。なのに、季節の移り変わり、山の様子などなど、目に浮かぶどころか、肌で感じられるほど。
何事も体験すれば書けるものではないんですね、才能です。

・「クライマーズハイ」
クライマーズ・ハイクライマーズ・ハイ
(2003/08/21)
横山 秀夫

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先日、この話を原作とする映画がテレビで放映されました。
映画はそれなりに面白く、ただ、後半失速気味に終わってしまったので、原作はどうなっているんだろうと興味を持ち、読んでみました。
映画と原作は、別物ですね。
映画はそれなりに面白かったけれど、原作の前半部分で作られたようなもの。
映画化する時にありがちな、複数の話を全部同一人物に置き換えて、人間関係を単純化したり、肝心の中間部分を削って、前後関係だけうまくつないでいたり・・・。
原作は、複雑でした。しかも、スクープがとれるかどうかだけでなく、記者の新聞への思い、人生、家族など、奥の深いものだったのです。
クライマーズハイが恐いのは、登りつめる時の異常に高揚した心理状態ではなく、その興奮が解けた時に溜め込んだ恐怖心が噴出し、一歩も動けなくなる事にあるらしい。
この話は、その動けなくなってからが面白いところ。
そういう意味では、映画は、表面をすくっただけ。
映画しか観てない方、ぜひ、原作を読んでみてください。

実は、「半落ち」では、ちょっとがっかりさせられたので、これもどうかな?とあまり期待してなかったのですが、こちらは断然良かったです。

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