裏庭
裏庭へようこそ! 森クマのひとりごと、愚痴がつづってあるだけです。 見ないほうがいいかも…^^;。

「まるまるの毬」

 西條奈加 講談社

今回の読書会の課題本、「まるまるの毬」です。
まず表紙絵がいいですね。このところのマイブームが和菓子なので、すぐに飛びつきました。ただ、話の中に今川焼は出てきませんでしたよね?なぜこの絵にしたんでしょうか?(ポイントがずれててすみません)
ずれたついでに、おじいちゃんが和菓子職人で、その娘と孫が店を手伝いながら・・・という設定は、「3月のライオン」ともちょっと似てます。孫娘がつらい立場を乗り越えて和菓子屋を継ぎたいと思うようになることも。

治兵衛さんの出生の秘密を軸に、和菓子がうまく使われ、親子3代の気持ちが絡み合う、しっとりとしたいいお話でした。いい人ばかりが登場する中で、印象的だったのは、柑子屋の為右衛門さん。終わりごろ(303ページ)の治兵衛さんとのやりとりで『私はあんたに、詫びるつもりはない』と、どこまでも意固地な姿を見せ、それを素直に受け取る治兵衛の心持ちが、ぴりりと効いていたように思いました。
西條奈加さんは、初めて読みましたが、調べてみると題名は聞いたことある本が多く、「涅槃の雪」は中山義秀賞受賞作ですね。今後、少しづつ読んでいきたいと思います。

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