裏庭
裏庭へようこそ! 森クマのひとりごと、愚痴がつづってあるだけです。 見ないほうがいいかも…^^;。

「悪童日記」3部作

この週末、ハンガリーへ出かけてました。
しかも、20世紀中頃のハンガリーへ(-_-;)。

実は、映画「悪童日記」のラストが気になって、原作3部作を読み漁っていました。
悪童日記 (ハヤカワepi文庫)悪童日記 (ハヤカワepi文庫)
(2001/05)
アゴタ クリストフ

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映画は原作の持ち味をそこなわず、そのまま映像化したことがわかりました。
原作でも、双子の結束は強く、なにより「ぼくら」と表現され、名前は出てきません。
区別する時には、必ず「ぼくらのもうひとり」とか「ぼくらのうちのひとり」などと表現されます。
そんな二人が、ラストで離ればなれになります。
一人は国境を越えて亡命し、もう一人は今までの家にとどまるのです。

当然、その後が気になり、続編の「ふたりの証拠」へ。
ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)
(2001/11)
アゴタ クリストフ

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このあたりから、「悪童日記」の生活は、実は虚像だったことがわかってきます。
そうかといって、新たに出てきた話も真実なのかどうか・・・読んでいてかなり錯乱してきます。

最後の「第三の嘘」
第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)
(2006/06)
アゴタ・クリストフ

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なんとも悲しい結末に。

最初に映画を観た時点では、作者の自伝的ドキュメンタリーだと思っていましたが、
3作ともすべてフィクションでした。
ただ、いろんなエピソードは実際に作者が体験したことが織り込まれているので、まったくの空想ではないということです。
文章のひとつひとつは短くて、簡潔に表現され、とても読みやすいです。
悪童日記だけでも、もちろん楽しめますが、
ぜひ、3部作全編を読んでみてください。

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