裏庭
裏庭へようこそ! 森クマのひとりごと、愚痴がつづってあるだけです。 見ないほうがいいかも…^^;。

「点子ちゃんとアントン」

点子ちゃんとアントン (岩波少年文庫)点子ちゃんとアントン (岩波少年文庫)
(2000/09/18)
エーリヒ ケストナー

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昨日の清水真砂子さんの講座の課題本。
課題とはいっても、清水真砂子さんがこの本について解説するわけではない。
この本を通して、今年度のテーマ『私が私に気づくこと』とおっしゃていたと思うが、それについて雑多のことも含めて語ってくださる。
清水さんが考えるこのテーマに引っかかった最近の事件、本などについても語るので、一見、雑談をしているかのようなのだが、最後にはなんとなくまとまっている。

私は、この本を今回初めて読んでみた。もともと、ケストナーは食わずぎらいで、今更?という思いが強かった。
点子ちゃんという名前からして、なにこれ?であった。
しかし、意外に池田香代子訳の新版は、書体も読みやすく、とても面白く読めた^^。
点子ちゃんのお嬢様ぶりは、ちょっと鼻につくが、あっけらかんとしているので憎めず、そのほかの人物の書き分けがわかりやすく、次々と話が展開していくので、飽きさせない。
物語が苦手な高学年の子供たちも、楽しめそう、そう感じた。

でも、やはりいろんな人がいるもので、逆に、ストレート過ぎて、今の子供たちにこんな本を読ませていいのだろうか?という意見の方もいたのである。
清水さんは、もちろん、この本を支持するから今回取り上げたのだが、そういう心配する声にも理解を示していた。逆に真面目な人ほどそう感じるかもしれないと。

でも、子供たちは大人が考えているより、オトナだと思う。
この話は、物語として楽しみ、現実には大人の事情があるということをなんとなく感じてくれるんじゃないのかしら。と、いい加減な大人は思ったのである。

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